

今日は勉強の日・・・
タタラ製鉄の専門家にお会いしてご意見をいただきました。
江戸期の戸河内周辺は銑鉄の一大産地で、
原料の赤目砂鉄は、山陰各地から馬で運ばれ、西中国山地の森林が炭となり、
生まれたズク鉄は加計から太田川を舟で下って、可部に鋳物産業が生まれました。
「ケラ」は鉄と炭が高温で還元反応した塊で、中心部の玉鋼は日本刀などに使われ、
チタンを多く含む「ズク」は鋳物や包丁などに使われたそうです。
いわゆるカナクソは「ノロ」といわれるもので、
砂鉄に含まれる不純物が溶けだしたもので鉄分は少ないそうです。
西洋製鉄では石灰との高温反応でノロを抽出しますが、
タタラ製鉄の場合、窯の壁(マサ土)が溶けてその役目を果たしました。
イロイロと再認識させられました。
CraftArchワークショップで探検する予定地は、
タタラ場らしき跡と、建物跡の石垣と、ズクを冷やしたかもしれない池跡があり、
カナクソが埋もれていました。
http://www.fuuen.com/OCF/hijiriko/09arch.gif
ここにはブチクソ怖い毒マムシも棲んでおります。
PS
深入山周辺のR191はアジサイロードとして整備されています。


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