
布施明さんの新しいCDを聞き込んでいます。
アマゾンのレビューで録音についての違和感を書かれている方がありましたが、
クラシックのホール録音は反響があるし、オーケストラの音が塊のように聞こえるのは、
これまでも別の歌手でも感じていました。
どの曲もコンサートで頻繁に歌われていましたので聞き慣れているのですが、
コンサートライブのほうが迫力があるようです。
クラシックを聞くたびに考えるのが、
PAの無い時代ならばフルオーケストラの大音量は意味があったでしょうが、
現代には現代なりの手法があるのでしょうね。
言い換えると、
歌手は声量があるに越したことはないが、別の価値が求められるのかもしれません。
布施明さんの場合、伸びやかな声量と繊細な表現に加えて、
美しいけど切なさの残る声質と仕事への謙虚な姿勢が魅力です。
YOUTUBEでイロイロと聞き比べたら楽しいです。
TRISTESSE♪(ショパン)
今回の録音 ⇒
http://www.youtube.com/watch?v=PgYr-OXvhME&feature=plcpコンサートライブ ⇒
http://www.youtube.com/watch?v=5K46tqNAj6Yこの曲は96年が初出と思いますが、この年は広島でもコンサートがあり、
アンコールとして最前列で聞きました。
マイク無しでピアノ伴奏だけの歌唱・・・
体全体が楽器となって、柔らかに響く声は、一生忘れることはないでしょう。
有難う御座います。

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posted by fuuen at 00:32|
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